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知っておくとさらに楽しく食べられる!お弁当の歴史と種類

お弁当の歴史について

今でこそどなたにも親しまれているお弁当ですが、いつ頃から食べ始められ、どのように変化していったのでしょうか。ここではその歴史について学んでみたいと思います。

平安時代

すでにこの頃には、お弁当の原型ともいえる携帯食が食べられていました。玄米をおにぎりのように握って卵型にした「とんじき」や、お米を炊いてから天日干しした「ほしいい」がよく食べられていたようです。

安土桃山時代

この時代になると「弁当」という言葉も生まれ、弁当箱が登場します。この頃の弁当箱は「提重」と呼ばれるもので、料理のほか、箸や取り皿、酒器などの食器までコンパクトにまとめられたものでした。まだ贅沢品だったようで、庶民には縁がなく、上流階級の人間が茶会やお花見やなどのイベントで食べていたようです。

江戸時代

弁当が庶民的になったと言えるのが江戸時代。旅行の時にはおにぎりを竹の葉で巻いたり、竹篭に入れたりして持ち運んでいました。また、この時代にはみなさんご存知の幕の内弁当が登場します。この頃の幕の内弁当は、ご飯の量が多かったそうですが、盛り付けはすでに俵型となっており、現代の幕の内弁当の原型がすでにできあがっていたと言えます。

明治時代

鉄道網がじょじょに広がっていくとともに、駅弁もこの頃誕生しました。明治時代の駅弁はまだシンプルなもので、おにぎりを竹の皮で包んだだけのものでした。現代のようにバラエティ豊かな内容の駅弁となるには、昭和時代を待たなければなりません。

大正時代

庶民の間でも貧富の差が広がってゆくこの時代は、お弁当の内容にもその差が現れ始めたようです。お金持ちは豪華な弁当、生活が大変な人はシンプルなおにぎりというように、生活レベルに合わせて様々でした。しかしこのような差については現代でも変わらないかもしれませんね。

昭和時代

太平洋戦争が終わると給食が登場します。子供たちが学校でお弁当を食べることも減ってしまいます。しかしお弁当は街の様々な所で買えるようになり、できたてのお弁当が食べられると評判になり、持ち帰り弁当チェーンが次々と誕生していきます。電子レンジも普及したことから、コンビニエンスストアやスーパーの惣菜売り場でもお弁当が売られるようになり、「チン」して温かいものがいつでも食べられるようになった時代でもあります。

平成時代

お弁当容器の進化が始まりました。化学反応を利用して加熱するタイプも生まれ、電子レンジが使えない所でも熱々のお弁当が食べられるようになったのも平成時代になってからです。駅弁ブームが起こり、スーパーやデパートで日本各地の駅弁が手軽に手に入るようになりました。

お弁当の種類について

お弁当には多種多様なものがあります。関東や大阪で味付け、親しまれているおかずに違いはありますが、ここではおかずの内容ではなく、代表的なジャンルを見ていきたいと思います。

駅弁

主に鉄道の駅で販売されています。最近では駅弁フェアと称してスーパーやデパートで売られていることも多くなりました。同様に、空港内で売られている「空弁」というお弁当もあります。

松花堂弁当

懐石料理の流れをくむお弁当です。細かく区切られた弁当箱の中に和食器が並べられ、様々な味を楽しめる和食弁当として人気です。

幕の内弁当

一口サイズの俵型に盛り付けたご飯と、焼き魚、揚げ物、煮物などのおかずが並ぶ欲張りなお弁当。江戸時代にはその基本形が生まれていた、歴史のあるお弁当です。